【コーチ録 Vol.17 盗塁】

こんにちは、蓮田市で活動する少年野球チームの中央フライズです。一方的な試合展開となる事の防止、キャッチャーの投球障害予防の為に少年野球における盗塁を禁止するべき、または制限するべきという論争が活発になっています。2020年1月、全日本軟式野球連盟は少年野球のルール改革案を発表し、そのなかに「盗塁は1試合に3~5回まで」「パスボールでの進塁はなし」という案が盛り込まれ、現在検討が進められているようです。背景には野球人口の減少により、チーム間のレベル差が顕著化、ワンサイドゲームとなる試合が増加し、野球本来の楽しさを経験出来ず、更なる野球離れに繋がっているという仮説があるようです。たしかに少年野球では2塁への盗塁はほぼフリーパス状態、極端に足の遅くない子であれば3塁盗塁も容易にチャレンジ可能です。本来盗塁は「ギリギリ成功」するから面白い制度であり、成功率が低いからこそ、送りバントや進塁打の価値が上がります。一方で盗塁は足の速い子にとっては最大の見せ場でもあり、全て禁止してしまうのは野球の本質を消してしまう恐れもあります。筆者個人としては盗塁は禁止してほしくない考えですが、ゲームを観ている中で、少年野球でもランナー1塁、1•3塁でのプレーを是非経験してほしいと考えています。攻撃側では送りバントや進塁打など作戦が生まれ、守備側にもダブルプレー、バント処理など様々なケースが発生します。個人的には塁を進める事が野球の本来の楽しみ方だと思っています。盗塁を禁止するのではなく、例えばソフトボールのようにリードを禁止する、ピッチャーの投球が行われてからの進塁を可能とするなど、盗塁の難易度を上げる事が得策ではないでしょうか。盗塁が難しいものとなれば足の速い子にとっては盗塁の価値が向上しますし、フリーパスの現状を改善出来るのでは。未熟な子供たちが楽しくプレー出来るルール改定は大賛成です。

蓮田中央フライズ 少年野球

6年生ありがとう!by Chuo Frys

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