【コーチ録 Vol.16 ミート力】
こんにちは、蓮田市で活動する少年野球チームの中央フライズです。今年のシルバーウィークは台風の影響により全国各地で大きな被害が出ています。大会も中止が相次ぎ、我慢の連休となりますが、実りの秋になるようレベルアップを図っていきましょう。今回は「ミート力」です。バッティングは野球の中で最も難易度が高い技術が求められます。相手ピッチャーが全力で投げてくる小さなボールを直径10cm程度のバットに当て、野手の間を抜ける打球を打つ必要があります。プロ野球ではAve.300が一流と呼ばれ、10回に7回は失敗で当たり前という難しさです。
どのようにバットに当てる技術「ミート力」を身に付けるのか?まだ下半身に力がなく、安定したスイングが難しい小学生では理想的な軌道でのスイングは困難で、波を打つような軌道になってしまう事が珍しくありません。そのため日々の素振りでスイングする為の筋力を付け、安定した軌道を身に付ける事が重要となります。この安定したスイングとミートポイントを身に付ける事がバッティングの基本となります。
ではミートポイントはどのようにトレーニングするか?様々な練習法がありますが、家の中でも可能な方法として野球ごっこをお薦めします。ボールは通常の野球ボールよりも大きなソフトボールやティーボールなどを使い、バットも軽くて振りやすいプラスチック製やラケット等を用います。室内であればオモチャのメガホンやスポンジボールで構いません。トレーニングのコツとしては、前から投げたボールを打つ事です。道具が代わっても、ミートポイントは必ず身体の近くとなりますので、ボールを捉える感覚、振り始めるタイミングが身に付きます。ミートポイントが定まれば、早い球の際は早く振り始め、遅い球の際は待つ時間を長くするだけです。と簡単に言ってますが、これが非常に難しいのが野球の楽しいところです。
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